2025/06/27 16:44

こんにちは!
今日は、宝石や鉱物好きなら一度は耳にしたことがあるはずの「モース硬度」について、ちょっと面白い歴史を交えてご紹介します。

その生みの親が…
フリードリッヒ・モースさん、という19世紀のドイツ人鉱物学者なんです!

❀ モースって誰?ちょこっと人物紹介🧑‍🔬

モースさんのフルネームは、カール・フリードリッヒ・モース
1773年にドイツで生まれ、オーストリアなどで鉱山調査や教育に携わった鉱物のスペシャリスト。

鉱物の見た目や成分だけじゃなく、「硬さってどうやって比べる?」というシンプルな疑問に向き合い、ついに1822年、「モース硬度」という画期的な尺度を考案したんです✨


❀ モース硬度とは?🔢

モース硬度とは、「どの鉱物がどれだけ硬いか?」を1~10の数字で示す方法です。

ポイントは「引っかいてみて、傷がつくかどうか」。

硬い順で示してみました⇩


🥇第1位:ダイヤモンド(硬度10)

👑 キング・オブ・ハードネス
「世界最硬の称号はボクのもの!すべてを傷つけ、誰にも傷つけられない孤高の存在✨」


🥈第2位:コランダム(ルビー/サファイア)(硬度9)

🟥🟦 真面目エリート兄妹
「ルビー兄:情熱の赤で魅せる! サファイア妹:冷静沈着なロイヤルブルー」
→ ダイヤに次ぐ硬さで、毎日使いにも安心!


🥉第3位:トパーズ(硬度8)

💙 上品カラフル貴族
「水晶よりちょっと上!
ブルーやピンク、シャンパンゴールドまで…おしゃれ度高めな高貴なお方。」


✨第4位:クォーツ(硬度7)

🤍 万能オールラウンダー
「アメジストもシトリンもボクの仲間!キッチンからお寺まで、いろんな場面で活躍中♪」


🧡第5位:オーソクレース(硬度6)

🏕️ アウトドア系しっかり者
「地味だけど、地球の地殻にいっぱい! “ムーンストーン”もここに含まれてるんだよ〜🌙」


💚第6位:アパタイト(硬度5)

🦷 ちょっと繊細なイケメン
「ボク、実は人の歯や骨の成分にも近いんだ!ジュエリーにするときは優しく扱ってね!」


💜第7位:フルオライト(硬度4)

🧪 理科室の不思議っ子
「紫・緑・青に光るボクは、蛍光もするよ🌟
でも実はちょっと柔らかくて割れやすいのが悩み…。」


🤎第8位:カルサイト(硬度3)

🔍 実験好きな理系キャラ
「二重に見える!?ボクを通して見ると物がダブって見える“複屈折”ってやつ、やってみて!」


⚪第9位:ジプサム(硬度2)

🎭 変身の名人
「彫刻とかで大活躍のやわらかボディ!爪でも傷つくくらいソフトなんだよ〜!」


🍼第10位:タルク(硬度1)

🧸 赤ちゃんの親友
「ベビーパウダーにも入ってる、超やわらかい優しさ担当!指先でこすると粉っぽくなるよ♪」


こう考えるとダイヤモンドの硬度って本当にすごいな~と思いますよね。


❀ モース硬度、どこで役に立つの?🛠️

「ふーん、鉱物の硬さね…」
と思った方、実はこれ、宝石の取り扱いや選び方にも大きく関係してくるんです!

たとえば…

毎日つける指輪には、なるべく硬い石(モース硬度7以上)がおすすめ。

→ 水晶(7)、サファイア(9)、ダイヤモンド(10)など。

・柔らかい石(硬度5以下)は、傷つきやすいのでピアスやペンダントなど接触の少ないアイテム向き。

→ ターコイズ(5〜6)、オパール(5.5〜6.5)など。


つまり、ジュエリーを選ぶときは「デザインだけじゃなく、硬さもチェック!」が大切なんです👀


❀ 200年前のアイデアが、今も使われているってすごい。⏳

モース硬度は、1822年に生まれたとってもシンプルなアイデア。
「どっちがどっちを傷つけられるか?」そのシンプルさゆえに、今でも学校の理科の授業からプロの宝石鑑定まで広く使われているのです。
フリードリッヒ・モースさん、本当にありがとう…!